子どもが安心して暮らせる

子供たちが集う開かれた民家の喜びのある暮らし

建て主に夢があるとやる気が出てくる

初日でフィーリングが合い、2度目にはプランが出てきた。開放的な窓、空が見えるバルコニー、演奏できるスタジオ、駐車スペースと庭も、戸建てである以上は欲しいと希望した。それらがすべて組み込まれているプランだ。コンセプトは人にも環境にもオーブンで、シンプルな日本の昔の民家を思わせる家。「Oさんの話が楽しそうで、夢があった」というアンドレアさんの言葉に「今となっては何を話したか…」とご主人は照れたようにほほえむが、民家への憧れは間違いなく伝わっていた。

自然と一体の生活をこよなく愛する

ジャズミュージシャンであるご主人は、地方での演奏も多かった頃、民家へ泊めてもらったり、自然志向のある人たちとの親交が深かった。田舎暮らしの本も読み、家の中で火をたける環境や、田舎での暮らしを夢見ていたという。奥様も日本的な生活を好んでいる。庭から続く土間空間、そこから振り分けられた浴室や和室。民家の基
本的配遥である。玄関という構えは造らず、近所の人も気軽に立ち寄れる土間は、外の一部に属する。設計途中で位置変更された庭は、路地の交差点側に配されたことで、建物に囲われた死角になりかねない交差点が、視線が開けた明るい雰囲気に変わった。ふと目を休め、呼吸できるような場所があることは、O邸にも地域にも安らぎをプレゼントしてくれる。

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